ポケットの中がチケットでいっぱい

2023年12月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

隣の席の辻くんはしんとした雰囲気のある少し地味な同級生だと思っていたけれどもボーダーに所属している人と話す時少し表情が柔らかかったり女の子に揶揄われている時に照れたりしているのを見て彼はそんな柔らかい表情もできるんだと思いとても驚いた日辻くんに話しかけてみたら少し目を逸らしながらうまくおしゃべりができなくて困惑してしまい二人して黙り込んでしまい後味の悪い沈黙の中にいる

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2023年11月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

自分が人のことを愛せないから、勝手に相手のことを人を絶対に愛さないだろうと思っていて安心していたのにその人に好きな人が出来たのを知ってああこの人も別の世界の住人の人だったのだなと思って一人で勝手に切なくなる、そういう話が好きだ

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国の政治敵の娘である女を愛したタルタリヤが命令で女の両親を殺し家を燃やし自分の家に住まわせて監視の体で家に住まわせ頼る相手が自分しかいないのだと思わせて囲い込むが女は親の仇がタルタリヤであることも家を燃やしたのがタルタリヤであることも知らないくらいがちょうどいい

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2023年10月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

家族を失い竜に復讐するために竜騎士になった女とエスティニアン殿、竜詩戦争が終わった後エスティニアン殿はやることが決まっているが女は何も決まらずただ茫然と時が過ぎていき、目的を見つけたエスティニアンになぜ前向きに生きていけるのかと問うたら、エスティニアンが「世界を歩いてみたらいい」と言ったので、ある日女はイシュガルドを出てエオルゼア大陸の南のほうに行くのだが凍らない海を初めて見て魚が泳ぐのを見たときにその辺にあった木の棒で作った釣り道具で魚を一匹つり上げ、「こうして生きていくのも悪くない気がする」とぼんやり考え、今は行方すら知れなくなったエスティニアンのことを少しだけ思い出す

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2023年8月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

人ではないことを知っている女が放浪者を見送る時そのからだを人として見送るべきなのか悩みに悩んだ結果自分の部屋にずっと座らせていてある日その女も死に誰もいなくなってしまった後女の骨と放浪者のからだだけが街や村から遠く外れた質素な家の中で数百年後に見つかって女の書き残した日記から二人はずっと二人だけで暮らしておりそれをこれからも望んでいるのだと知り二人のことはそっとしておこうとそのままにされたまま何年も何年も長い時間が過ぎていく そうあって欲しい

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放浪者は人形であり人でないから人の方が寿命が短くずっと見送る側の者になってしまいそうであるがものはいずれ壊れてしまうので自分が見送られる側になった時最後の瞬間に見た女の表情に驚きつつもそのような顔をして見送ってくれる人がいることにちいさな感謝をする時がいずれくるのかもしれない

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「いつもは教えてくれないけど酒が回った時にだけ彼はわたしに『好き』だと言ってくれるんです」という話をする女とまさかその話を何処かでされているとも思っていないアルハイゼン殿

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2023年7月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

刃がよく一方的に話しかけてくる女のことを呼んで近付いてきた女の腹を刺し「この刃を少しでも動かせばお前は死ぬことができる」と言いやいばを動かしたとき女は刃のちいさな独白を聴きながら彼は死にたがっているのかと悟り意識がぷつりと途切れ刃は女の亡骸を抱いて方舟から放り出すのだ

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昼に出会うディルックからはやさしい匂いがするのに夜更けに帰ってきたディルックからは少しだけ鉄と焦げた匂いがすることを話すけどディルックは表情を変えないまま,「僕にもやることがあるんだ」とだけ言っていて「仕事ですか」と聞いたら「そうだね」という声音は優しいのだが何となく拒絶されているような気がして少し目を伏せていると「君が気にすることじゃない」と普段昼間に見る彼のほんの少しの優しさが込められた穏やかな声でそう話すのだが,彼の深いところには入り込ませてもらえないのだと悟って少しだけ寂しくなる
あなたはいつも大切なことは話してくれないのですね,と言った時少しだけ困ったような顔をするのだがディルックは謝るでもなくはぐらかすでもなく,ただ無言でその言葉を頭の中で反芻している

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嵐山くんは他の人には優しいのにわたしには口うるさく言ってくるからなんとなく苦手に思っていたのだが、それは彼が好きな相手を思っての助言をしていたつもりだったのだがそれが一切伝わらず、彼もまた好きな人との関係がこうもうまくいかないことにぐるぐると悩み続けていてる

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